二重の目頭切開法とはどんな二重整形手術なの？

二重整形手術の「目頭切開法」とはどんな施術？

目頭切開法とは、目頭にあるヒダを切開または切除することによって、ヒダに隠れていた目頭の範囲をより見えるようにする施術のこと。目頭のヒダは「蒙古（もうこ）ヒダ」と呼ばれ、欧米人にはないアジア人特有の特徴といわれています。蒙古ヒダがあると目が隠されてしまうため、目が離れている印象を与え、どことなくのっぺりした顔の雰囲気を生み出すことに悩んでいる方も少なくありません。
目頭切開法とは、そうした目頭のヒダを切ることで横長のぱっちり大きな目に見せる方法です。まぶたに処置をする二重整形手術とは少し違いますが、埋没法や切開法などの二重整形手術と一緒に施術を行うことで、よりくっきりとした平行の二重にでき、ぱっちりした印象的な目元を作ることができます。
目頭切開法ではヒダの部分のみを切開して取り除くので、目頭の皮膚を切開して目を大きくするわけではありません。それでもヒダを取るだけで目がぐっと大きく見えるとあって、二重整形手術とあわせて行う人が多い人気の施術です。

目頭切開法の種類

目頭切開法とはいっても、さまざまな施術方法があります。最近行われている代表的なものには「Z法」と「W法」がありますが、他にもいくつかの種類があります。以下に人気の施術方法をご紹介します。

＜Z法＞

目頭の蒙古ヒダをZ型に切ることで、蒙古ヒダの下に隠れていた皮膚を表に出すことで目の幅を広げます。切開した傷口があまり目立たず、ナチュラルな仕上がりになるのが魅力。元どおりにしやすいという利点もありますが、目の下に傷ができてしまうのが難点です。

＜W法（内田法）＞

蒙古ヒダをW型に切開して取り除く施術です。単純にヒダを取り除くと皮膚の再生能力が作用してひきつれを起こす難点がありましたが、W型に切開した後に残った三角形の皮膚を目頭の奥に差し込むことで、ひきつれを解消する施術法が開発されました。愛らしくて優しい印象の大きな目を作れますが、切りすぎると修正が難しいのがデメリットです。

＜単純切開法（三日月法）＞

目頭のヒダを三日月型に切り、余分な皮膚を切り取る施術です。目頭を大きく表に出すのでキリッとした大きな目を作ることができ、施術の技術もシンプルで短時間でできるので、多くのクリニックで採用されていますが、傷口が目立ちやすいというデメリットもあります。

目頭切開と他施術を組み合わせて期待できる効果

目頭切開法とは二重整形手術と合わせて施術をすることで、より大きな効果が得られる施術です。実際に二重整形手術と併用する方は多く、理想的な目元を作ることができると人気です。組み合わせ次第で、さまざまな効果が期待できます。

＜埋没法に目頭切開法をプラス＞

蒙古ヒダのある目で埋没法を行った場合、よじれなどが起きてイメージしていた二重のラインからずれてしまうことがあります。その際に目頭切開法を行うと幅広のくっきりとした二重を作ることができると、非常に人気のある組み合わせです。

＜完全切開法に目頭切開法をプラス＞

重たい印象の厚ぼったい一重まぶたや、加齢によってまぶたがたるんでしまっている場合に、二重整形手術の完全切開法を行うことですっきりとした幅広の二重まぶたを実現。さらに目頭切開法をほどこすことで目が横長になり、目元をすっきりと若々しくすることができます。