埋没法種類

埋没法の種類ってはどれくらいあるの

埋没法はまぶたに留める糸の数や、糸を留める場所によって種類が分かれており、それぞれにメリット、デメリット、そして向き不向きがあります。今回はそれらを詳しく説明。あなたのぴったりの種類の埋没法はどれなのか、是非参考になさってください。

埋没法の種類

メスを入れず、短時間で終わる二重整形として人気の埋没法ですが、埋没法には目に留める糸の数と、糸を留める場所によって、いくつかの種類に分かれています。
まずは、目に留める糸の数での分類です。糸の数は1箇所を留める場合には1点留め、そして2箇所を留める場合には2点留め、数が増えるごとに3点留め、4点留めまでがあります。
次は、糸を留める場所による種類の違いです。糸を留める場所には大きく分けて2種類があり、1つ目は瞼板に糸を留める施術、そして2つ目は挙筋に糸を留める施術です。
これらの施術の種類には、それぞれに向き不向き、そしてメリットとデメリットが存在します。それでは、これらの施術の種類について、それぞれ詳しく説明していきます。

目に留める糸の数での分類

目に留める糸の数での分類には、それぞれどのような違いがあり、どのタイプを選べはいいのでしょうか。 その基準の1つが、瞼の形状です。

人それぞれ、瞼の厚さや脂肪の量は異なります。そのため、誰でも同じように施術すればいいというわけではなく、瞼のタイプに合わせて施術する必要があります。それでは、1点留めから4点留めまで、それぞれどのようなタイプの瞼に向いているのでしょうか。

まぶたのタイプと必要となる糸の数

  • 1点留め・・・薄い
  • 2点留め・・・比較的薄い
  • 3点留め・・・比較的厚い
  • 4点留め・・・厚い

脂肪の量による分類

  • 1点留め・・・少ない
  • 2点留め・・・比較的少ない
  • 3点留め・・・比較的多い
  • 4点留め・・・多い

それぞれどのタイプの瞼なのかを照らし合わせ、プラスどのような形の二重の希望なのかを加味して、医師との相談の上で、何点留めで施術するのかを決めることになります。

目に留める糸の場所での分類

次に説明するのは、糸を留める場所による種類の違いです。糸を留める場所は主に2箇所あり、1箇所は瞼板、そしてもう1箇所は挙筋です。それぞれ、それがどういった箇所なのか説明するのとともに、各施術のメリットとデメリット、そしてどのような人に向いているのかを説明します。

瞼板に糸を留める方法「瞼板法」

まずは瞼板に糸を留める方法です。瞼板とは、瞼の裏側にある硬い組織で、瞼を支える骨に近い役割をしているものです。

瞼板法とはどのような施術か

上記で説明した瞼板に穴を開けて糸を通し、糸を瞼の外側ではなく、瞼板側で結びます。この方法が瞼板法と呼ばれ、結び目はなるべく瞼板の薄い部分で結ぶことになります。

瞼板法のメリット

瞼板法のメリットをピックアップしていきましょう。

まずは手術時間が短いという点。埋没法はメスを入れない施術ではありますが、やはり手術をすることそのものに恐怖感を持つ方は多いです。手術時間が短いことは、精神的負担の軽減になります。

次に抜糸がしやすいという点。二重整形の手術をした後で、瞼や二重の形状に違和感をもったときや、単に気が変わってしまったとき、瞼板法は挙筋法に比べて抜糸が簡単なので、元に戻すことが比較的容易です。

そして、ダウンタイムが短いという点。瞼板法も挙筋法もダウンタイムが短い施術ではありますが、瞼板法は挙筋法に比べて内出血が起きづらく、ダウンタイムはより短いといわれています。

瞼板法のデメリット

瞼板法にはメリットがあれば、デメリットもあります。次はそれらをピックアップしていきましょう。
まず紹介しなければならないのは、目に違和感を感じる場合がある、というデメリットです。瞼板法では、瞼の内側に結び目を作ります。そのため、場合によっては結び目が眼球に当って違和感を感じたり、悪いケースでは眼球を傷つけてしまうこともあります。

また、糸が緩んでしまうことなどで、二重のラインが取れてしまうという可能性があります。長く二重を維持したいという方には向いていないかもしれません。

そして、瞼のたるみの解消には効果がないという点もデメリットです。二重への整形と共に瞼のたるみを解消したいという方には、別の施術をおすすめします。

瞼板法に向いているのはどんな人

瞼板法に向いている人は、まずなんといっても手術時間を短く済ませたいという人です。そしてダウンタイムが短いということもあり、術後すぐにでも動きたい、忙しい人におすすめです。

また、身体的な特徴でいうと、瞼が薄い人に向いています。瞼が厚くなるごとに留める箇所が増えていくことは説明しましたが、それはつまり、瞼が厚ければ、それだけ多くの箇所を留めないと対応できない、ということでもあります。施術箇所を増やすにも限界があり、多くのクリニックでは4点留めまでが限度です。そのため、瞼が厚い人には不向きと言えます。

挙筋に糸を留める方法「挙筋法」

では次に、挙筋に糸を留める施術についてです。挙筋とは、正確には上眼瞼挙筋と呼ばれる筋肉で、瞼を上に持ち上げるための筋肉です。

挙筋法とはどのような施術か

挙筋法とは、糸の一方を瞼の皮膚に、もう一方の糸を上眼瞼挙筋に通す二重手術です。その際、結び目は瞼板よりも奥に作られることになります。

挙筋法のメリット

挙筋法にも瞼板法と同じく、いくつかのメリットがあります。まず大きなメリットは、眼球を傷つける心配がないということです。挙筋法では糸が完全に瞼の中に埋まっていますので、眼球に触れることがありません。

もうひとつのメリットは、より自然な二重を作ることができるという点です。挙筋法では瞼を挙げるための挙筋に糸を結びます。すると、自然に二重が出来るのと同じ理屈で二重を作ることができるため、仕上がりに違和感がありません。

また、瞼にたるみがある人や、厚い瞼をしている人にも効果的である点もメリットであると言うことができます。

挙筋法のデメリット

自然な仕上がるになるといった注目すべきメリットのある挙筋法ですが、反面デメリットも存在します。まず大きなデメリットは、眼瞼下垂のリスクが高まってしまうという点です。眼瞼下垂は瞼が開きづらくなるという病気ですが、挙筋法では筋肉に直接糸を結ぶため、将来的に眼瞼下垂になってしまう可能性が高くなると言われています。 また、抜糸がしづらいというデメリットもあります。挙筋法では筋肉に糸を結ぶため、糸と筋肉が癒着してしまい、いざ抜糸をしたいと思ったときにそれが困難になってしまうのです。

瞼板法と比較するとダウンタイムが長いというデメリットもあります。挙筋法は瞼板法よりも内出血が起きやすく、ダウンタイムが長くなってしまう可能性があるのです。しかし、切開法と比較すればダウンタイムは短く、また軽微なものです。

挙筋法に向いているのはどんな人

挙筋法に向いているのは、より自然な二重にしたいという人です。瞼板法よりもダウンタイムや手術時間が長くなってしまうことがありますが、それに耐えられる人におすすめできます。

また、瞼が厚い人にも向いているのがこの挙筋法です。瞼板法では施術が難しいような厚みの瞼の人でも、挙筋法であれば自然な二重瞼を作ることができます。

眼球に傷がつくのが嫌な人にとってもおすすめです。挙筋法であれば角膜などに傷がつく心配がないため、気になる人には瞼板法ではなく挙筋法の方が向いているといえます。

埋没法の名医がいるクリニックを紹介

ご自身にあった施術法は医師と相談を

ここまで、二重整形の埋没法の種類、それぞれのメリットとデメリット、向き不向きについてご紹介しました。切開法よりもリスクが少なく、お手軽に試すことのできる埋没法ですが、それでも手術であることに変わりはなく、リスクがないわけではありません。今回の記事を参考にしていただいて、医師と相談された上で、ご自身にあった施術の方法を選択してください。

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